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野手選択

野手選択は「選択守備」とも言います。ルールブック上はかなり広い意味で使用され、以下のケースがこれに該当します。

ノーアウト走者1塁で打者がセカンドゴロを打ち、セカンドは1塁走者のフォースアウトを狙って2塁に送球した。

このように、ゴロアウトを打者走者ではなく先の塁の走者で取ろうとするプレーは野手選択です。

日本では、このケースで2塁送球セーフ(打者もセーフ)になった場合を特に「野手選択」や「フィルダースチョイス」と呼び、スコアボードに「Fc」のランプが付きますが、これは日本独自の用法です(「狭義の野手選択」と呼ばれることもあります)。

ルール上は、2塁のアウト/セーフにかかわらず、このケースで打者が出塁した場合は「野手選択による出塁」になります。ちなみにアメリカには日本のような用法はなく、アメリカの球場には「Fc」のランプもありません。

(狭義の野手選択の場合はHのランプもEのランプも付かず観客にわかりにくいため、Fcのランプはナイスアイデアとは思います。)

「スコアラー」では、「野手選択」の多くは一般的な狭義の野手選択を指しています。スコアシートにはFCの記号が付きます。

2アウト2塁で打者がセンター前ヒットを打ち、センターはバックホームしたが走者は生還、その間に打者走者は2塁まで進んだ。

このように、打者走者の2塁進塁のリスクを冒して得点の阻止を狙いバックホームするプレーは野手選択です。

このケースの2塁進塁は「送球間の進塁」と呼ばれることが多いですが、ルール上は野手選択による進塁です。ダブルスチールで一方の走者がアウトになる間にもう一方の走者が進塁した場合も同じです。

「スコアラー」では、マニュアル入力画面で送球間に走者を進めることができます。

9回裏ノーアウト走者1塁。得点差があったため、ファーストは1塁に付かず、走者は楽々2塁盗塁に成功した。キャッチャーも2塁送球の構えを見せなかった。

このように、敢えて走者アウトを狙わず、無駄な失策を防ぎ、打者でアウトを取ろうとするプレーは野手選択です。

走者に盗塁は記録されず、野手選択による進塁と記録されます。

「スコアラー」では、盗塁を選択した場合に[野手選択]のオプションも表示されます。

ノーアウト走者なしで打者がレフト線にヒットを打った。打者走者は1塁を大きくオーバーランしたが1塁に戻り切れず、レフト→セカンド→ファーストの送球で挟まれた。挟殺プレーに大きなミスはなかったが、走者はタッチをかいくぐって2塁に逃れた。

これは記録者の判断が難しいケースです。野手の判断のミスは失策としないというルールなので、たとえば走者を追いかけてタッチしようとしたが追いつけずに進塁を許した場合や、送球のタイミングが遅れてタッチできずに進塁を許した場合は、普通失策を付けません。その場合、1塁から2塁への進塁は野手選択による進塁という記録になります。

「スコアラー」では、マニュアル入力画面で送球間の進塁として記録してください。

野手選択と間違えやすいプレーもあります。公式記録がルールどおりでないを参照してください。